そこに未来がある
皆様、新年明けましておめでとう御座います
今年からはこちらで書道家、右近桜月の
日々やお仕事、想うことを綴っていきます。
昨年は本当に多くの方にお世話になりました。
有難う御座います。
言葉にならないほどの感謝の気持ちを胸に
今年も私らしく
すす毎日を噛み締めて歩んでいきます
今の私の一番の趣味、
そして人生最高の遊びは「書道」
そして仕事は『書道家』
つまらないと思われるかもしれませんが
私は本当に書くことを愛しています。
筆を手にして何かを書いている時、
私は一番この世で『生きている』
『生かされている』ことを実感する
私が今、こうして毎日筆を持って
生き甲斐を感じられるのは両親が4歳の私を
習字教室に通わせてくれたから。
そして私に初めて「書く」という面白さを
教えてくれた亡き祖父が居てくれたから。
16歳から3年間は毎週土曜日に隣町の
書道教室で学び、雨の日も雪の日も
往復1時間かけて父親が送り迎えをしてくれたから。
大人になり、私が周囲の人と比較してしまった際、自分にはなにもない。と言った時、
『あなたには書くことがある』と
母親が一言、言ってくれたから。
こんなに安定もしていない芸術の道を歩むことを
応援してくれている。
そのことに本当に心から感謝している。
人は人の心に触れることによってのみ、
そこに進むべき道を見つけることができると考える
人であることの最上の喜びは
『尽くしたいもののために尽くせること』
私はこれからも誠実に真心を尽くして
一生涯、筆を持ち続けたい
書道をもってして人に尽くしたい
まだまだこれから技術を磨き続け
様々な中国の書聖が残した
古典から書法を学び続けたい
自分のなかの引き出しを沢山作って
そこから制作に活かしたい
今の自分に満足せず、貪欲に学びつづけたい
そして今までと変わらずに懲りずに
なにかを疑ったり人を疑ったりせずに、
傷ついても利用されても
それでも私は信じ続けたいし
なにかを信じ抜ける人間で在りたいと想う
私は死ぬ瞬間まで書くことに情熱を燃やし続けたい
一つ言えることは、
変化が大きい時は
「進化」するためであるということ
変わらないものなんてない。
変わらないで在り続けるなんて本来は有り得ない。だけれど、その変化に
「柔軟に又、どう対応したかどうか」で
カタチを変えて手元に残せるものもある
それはもっと強くなる。そして尊い。
“もっとこうだったら”
他の誰かや何かと比べて嘆くことがある
しかし、私達は不平等であり続けるべきなんだと想う。
平等だと面白みがないし、努められないじゃないか。。
他の誰かや過去の自分、昨日の自分、
何かと競い合い、変化と共に進化する。
だからこそ、新しい知恵も働き
より一層、良いモノもうまれていく。
成長する
苦しみ抜いた先にある光(希望)を掴みたい。
私たちが武器にしていいものは
人や環境に恵まれかったことではない
苦しんだ、悲しんだ、そんな経験でもない。
逆境から這い上がる過程を経た後の一新した姿
それだけなんだと想います。
